このページの位置情報

伊江島の漁業

伊江島は、周囲22.4kmの小さな島ながら実に多様な漁業が営まれています。
全国的に漁業を取り巻く環境は厳しくも漁業者は果敢に現状打開に取り組んでいます。

ソデイカ漁(セーイカ)

全国生産量の約60%を占める沖縄県のソデイカ漁。
ここ伊江島でも最も多く水揚げされる海産物です。

沖縄では11月~6月の間、全域でのソデイカ漁が盛んです。
伊江漁協でも約30隻の漁船が伊江島近海や遠くは大東島近海まで漁に出かけています。
勿論日帰り操業ではなく、1週間近く出漁して漁業を行います。
漁法は旗流し方式で釣り上げます。年間200トン前後の水揚があります。

パヤオ漁

漁場の周辺を回遊するマグロなどの大型魚を狙うパヤオ漁。
沖合で繰り広げられるダイナミックな漁法です。

伊江島でもパヤオを利用したマグロ漁が盛んです。
時期は4月頃から10月頃を主として、漁協や伊江村、沖縄県が設置したパヤオを利用し、約20隻近くの漁業者が漁を行っています。
年間60トン前後の水揚があります。

※パヤオ漁について

パヤオとは浮き魚礁のことです。
沖合にアンカーでつないだブイを浮かべる事で、ロープに海藻類が付着します。
この海藻を餌とする小魚が集まり、さらに小魚を補食する中型魚、大型魚が集まりパヤオの周辺を回遊することで、一帯は豊かな漁場となります。
マグロやカジキなどの大型魚が狙える漁法です。

モズク

生産者は減少しましたが品質の良い伊江島産モズク。
オリジナルの商品開発も精力的に行われています。

沖縄の海藻と言えばモズクですが、伊江島においても、モズク養殖を行っている漁業者が数名います。
2月頃の種付けから6月頃までの間、沖縄ではイノーと呼ばれる浅瀬で栽培します。
以前は多くの漁業者が生産していましたが、価格競争や生産調整等などの影響を受け、漁船漁業へ転向していきました。
しかし現在でも伊江島産のモズクをご利用下さっているお客様も多く、また、モズクを活用した商品開発も進行しています。年間80トン前後の水揚があります。

延縄漁(はえなわりょう)

魚食離れか、魚価の下落により厳しい操業の続く延縄漁。
沖縄近海魚の魅力を再発見してもらうべく奮闘中。

伊江島は延縄漁業も盛んです。
沖縄近海で底延縄を行い、主に名護漁協のセリ市場に出荷をしています。
年々魚食離れが続いているせいなのか、魚価が以前に比べ半分程に落ち込んでいるのが現状です。
この他に、マグロ延縄漁を行っている19トンの漁船があり、日本各地の漁港に入港しています。
総合すると年間30トン前後の水揚があります。

網漁業

島の周辺で行われる伝統的な漁法。
一部は観光漁業としての可能性に活路を探っています。

トビウオ漁や追い込み漁、刺し網など伊江島周辺で漁業を行います。
ほとんどが島内で消費され、島の食卓への供給源となっていますが、漁業者の高齢化も進み後継者不足の問題が議論されています。
シンプルな追い込み漁は、漁師体験プログラムにも取り入れています。
年間8トン前後の水揚があります。

魚類養殖

ミーバイやタマンは県内のみならず、県外でも人気の高い高級魚。
需要の高まりに、漁協としても期待を寄せています。

ミーバイ(ヤイトハタ)やタマン(フエフキダイ)の養殖も行われています。
最近ではミーバイを県外等にも出荷しており、今後の発展性に期待が高まっています。
養殖ではありますが、独特のクセも無くとても美味しくいただけます。
年間3トン程の水揚があります。

その他

潜水器漁業や一本釣りなども盛んに行われています。

このページの上へ移動
オンラインショッピング
伊江村
社団法人伊江島観光協会
伊江村商工会
伊江村のいいものe-島屋ショッピングモール
おもしろいいもの伊江もの本舗 伊江もの
い〜しま海人遊学 協力事業者